平成15年第3回活動日



平成15年第3回活動日

平成15年度第3回定例作業日

平成15年7月27日の作業結果

作業参加者は、奥山さん、石垣先生、川合さん、谷口さん、葛西さん、伊藤Tさん、栗山さん、坂井さん、坂井し~ちゃん、今井の10名で、主に4班に分かれての作業でした。

 1、スハニ(清水沢寄りで、公開中の客車)の屋根修正塗装
 2、セキ(石炭運搬用貨車)の錆び止め塗装
 3、スハニ、大夕張エンドの扉、及び扉周辺の修正パテ埋め
 4、ナハフ(大夕張寄りで、最も危機のある客車)の屋根支持材組み入れ

 スハニ屋根の修正塗装は、塗ってから2年を経過した塗料が、鉄板屋根の寒冷収縮膨張や下地処理不足で、所々剥がれた塗料をスクレーパーで剥ぎ取り、再度黒塗料での塗装です。

 セキ錆び止め塗装は、車両外縁部の鋼枠と外板の溶接剥離部から雨水等が染み出し、外板に水垢のシミが出来たことから、外縁部と外板の接合部に錆び止め材を塗布。

 スハニ扉及び周辺パテ埋めは、木製の扉の塗装剥がれや腐れを修正し、再塗装の下地作りと、下地処理をしないまま塗装した外板を修正し再塗装する下地作りです。

 ナハフ屋根支持材組み込みは、屋根落ちの危機にある状態を回避させるため、車内から立ち木支持用木材を床と屋根間に都合7本を組み込みました。
 屋根上を歩いた感じでは、格段に屋根剛性が向上し、屋根が「硬く」なった感じです。
 しかしながら、積雪期を前に、木材1本辺りの支持荷重に不足は否めないので今後も本数を増やす予定。

 スハニ、ナハに関しては、錆び止め塗装、パテ埋めで、少々「みっともない」期間が続きますが、車両延命に重要な作業ですので我慢を頂戴したい。

 更に、中間客車のオハに関して、屋根屋さんに参上頂き、状況説明をした後、屋根葺き替えの見積りを頂くことゝなり、昨夕、見て頂きました。
 大まかな見積りでは、保存会資金で十分に賄える金額なので、今後打ち合わせの上、屋根吹き替え作業を発注する予定。

文:今井さん

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